退職した職員の就職先斡旋について
先生より携帯に連絡があった。留守電に連絡がほしいとのことである。連絡してみると以前ある病院で仕事を一緒にしていた技師がクリニックにきて以前の病院を退職したので就職先がないかと言われたがクリニックレベルでは雇えないので仕事先を紹介してほしい。またその技師の給与は1000万円近いとのことであった。
取り合えずその技師の方と連絡を取り合い会うこととした。誠実そうな方である。年齢は50歳近く、その退職理由が院長の業務の方向性に追いていけなくなったとのことである。給与は相場より400万程度多い。よってその病院の先生は非常にその技師を優遇していたといえる。しかし、本人はまだ仕事が見つかると考えており、その場は給与は多くても600万までであろうということと仕事はその年齢では簡単に見つからないことを伝えわかれた。就職先を友人や人材紹介会社に依頼すると1か所は募集しているが女性が欲しい、もう1か所はあるが給与は400万円程度であるが病院で募集しているとの返事があったので早速本人に話をすると給与が安いせいか面接をするとも返事がない。ここはチャンスだとみて以前の給与はどこに行ってももらえないから院長先生にわびを入れて病院に戻った方がいいよと進言した。本人には子供を含めて家族が4人おり子供は大学、高校、中学であった。
:宗和メディカルオフィス
コメント
世間を知らないと言ってしまえばそれまでであるが、病院に勤務して20年、厚遇され院長の期待も相当であった考えられる。その厚遇の中には当然院長のいろんな意味でのサポートや迷惑をかける部分のことも当然含まれてのことであると一般的には考えるが、そのような考え方はみじんもない。職員を優遇することは決して悪いことではないが、本人がわかっていなければその価値は全くない。これはクリニックでも言えることではあるが一定の職員を優遇する例は意外に多い。しかし、一定のレベルを超えてしまうとこのような結果や中での職員同士のバランスが崩れ最悪の結果となることもあるので注意し、ほどほどの待遇を考えなければならない。 どこでも同じではあるが人を長く使うことは難しいことといえる。
追伸
業務的に評価が高く他の病院へ紹介就職が決定しました。厚遇されるだけの実績があったという結果です。