リース医療機器の【高い修理費用?】について
リース医療機器の修理について
院長より相談があった。リース医療機器の修繕費用についてである。
消耗品に関する医療機器の修繕や部品の交換については基本的にリース料金に含まれてはいない。その医療機器の購入時(リース時)の価格は23万円、月額リース料は約4,600円で残リースは15回で69,000円であるが、修繕の見積もりは多少の部品交換と修理で70,000円あり、その内訳は部品代金40,000円修繕の基本料金と時間単位の交換費用(時間単位の請求)含めて30,000円であるがどのような対応がよいかとのことである。部品代にはにはまだ納得できるが作業費用が高いということである。保守や修理ではメーカーによって派遣料金や作業料とい名目での請求(人件費)が高い場合には1日5万円もかかるケースもある。
機器購入代金の30%の修繕代金はリース開始時の価格からすると到底納得できにくい見積もり価格と言える。ここで考えなけばならないのは、医療機器等の買い替えや新規購入は依然比べて確実に減少傾向にある。収益が減少しているせいか極力長く使用しようとする傾向が強い。よって以前よりもメーカー側は保守料金や修繕費用の価格設定が高くなる傾向や新たに保守管理費用と設定する例もある。よって購入時や既に使用している医療機器については修繕費や点検料、基本料金などの確認が必要である。特に作業料金や派遣料金等については特にチェックが必要といえる。
[ポイント]
・医療機器導入時には保守料金や修繕費関する料金の確認が必要。
・修繕は本当に必要か再確認し、見積もりを確認後にすること。
・修繕に関する使用時から修繕になるまでの平均的な期間を聴くことも重要。