患者減には早期対策、スタッフには感染リスク対策(DSS:リスクマネジメント)

今年は新型コロナの影響もあってGWを連続して休むケースは立地によって異なる。会社の多い場所では、テレワーク等もあって患者減少の割合も大きい。住宅地ではそこまでないが、医療機関に受診することが院内感染に結びつく考える傾向が高く受診抑制が続いている。3月より4月が収入減少しているケースがほとんどである。3月に比べればさらに20~30%減のクリニックも普通にある。5月3日夕方5月末までの緊急事態宣言の継続が発表された。受診抑制傾向は改善されないと考えられる。

そこでクリニックを維持して行くためにはGW期間中に検討しなければならない。資金繰り、スタッフ体制、患者フォロー、診療時間の再検討、感染リスク対策の徹底等いろんな事がある。大都市圏と地方では全く患者動向も異なる。大都市圏の方がより患者減少傾向が強い。大事なことは、大都市圏でも地方でも感染リスクは変わらないということ。陽性患者が少ないからこの程度で良いという考えは止めなければならない。他のクリニックよりより感染リスク対策を考えているという安心感が受診に繋がると考えてよい。その為には、SMSやダイレクトメール等の利用も考える必要がある。

政府が長期戦といっている以上、クリニックの患者が元に戻るまでも同様になると考えてGWの間に検討してもらいたい。正解はないが、患者を元に戻す対策こそスタッフを安心させる事になることを忘れてはならない。これまでにない患者減少が続く事は、スタッフの取って大きな不安に結びつくことを忘れてはならない。こういう時こそ経営者としてもリーダーシップが求められている。

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