ドッグで病気発見、どんな医師でも不安になる?
医師は患者のために時間関係なく対応することが多い。よって傍で見ていると肉体労働的だと思う事がよくある。開業すれば全ての責任を医師が負うことになる。その仕事量は通常では考えられない位多岐に渡る。だからという訳ではないが、健康管理が疎かになるケースもある。体力任せに仕事をしていると軌道に乗って一番これからという時に病気が発見されることもある。借入金の返済目途が立っていればいいが、そうでない場合には閉院を迫られるケースもある。以前は、運転資金の返済が終わる5年は、全力疾走を求めたが、多くの経験をして体を休める時間を上手く取るように進めるようになった。これまでに開業して3年40代で病気になった例や50代で急逝するなど予想外の出来事に対応してきた。定期健診をしていても病気にならない保障はどこにもない。
夫婦で診療しているクリニックの院長より電話があった。定期的な検診で何か見つかったらしい。新たな検査や治療方針が決るまでは現状のまま勤務するが、治療方法によって休む期間が長くなるかもしれない。その時の診療体制についての相談だった。話をしているといろんな予測ができるので最悪を考えすぎてしまう事もある。そういった事も過去に経験があれば、ある程度の方針や選択肢をアドバイス出来る。出来れば比較的軽い病状であって欲しいと考える。スタッフには病名を明かさず治療のためだと勤務表を組む2週間前に位に説明をすることにした。先の見えないパターンはクリニックの雰囲気まで重くする。精神的に支えるには、経験のある経営パートナーの存在が重要である。