焼き鳥屋のメインはう・な・ぎ?

商店街にはいくつかの路地がある。それぞれ横丁には名前があるが敢えて覚えようとも思わない。要はお店を覚えていれば名称なんでどうでもよくなる。ここの商店街は、様々な居酒屋や料理屋さんが競い合う。年に必ず一定数お店が入れ替る。ずっと空いてる事もなくまた新たな店が開店する。中にはそこに住み随分長く営業を続けている店もある。

焼き鳥ならそんなに高くないだろうと思っても比内鶏等有名は鶏肉を使用するお店は1本300円前後もするので気楽に入ると驚く場合もある。洒落た雰囲気の店だと飲み物もそれなりの価格でコップのサイズが小さかったり氷がやたらに多かったり。日本酒を注文してもこれ一合?なんて思う事もある。

店構えからある程度年季が入っているとわかる。たぶんそんなに高くないだろう。入り口は格子の磨りガラス中は見えない。焼き鳥屋なのに鰻ありますの案内板が店前に置いてある。格子戸を開けると右側はカウンターと調理場、左奥に畳みの座敷。手間左には2階へ上がる階段。長方形のお店。眼鏡で背高い女将さんと大将と息子で営んでいる(後で分かった)女将さんは珍しく少し無愛想。

店名に鳥が付いてるからメニューは焼き鳥と鳥料理中心だが、鮪や季節の刺身もあってメニューに工夫が見える。ここは、やっぱり鳥刺しがいいだろうでお願いする。それに焼き鳥1人前2本なので4本ねぎまとささみ。生ビールで乾杯しながら出来上がりを待つ。すると隣のお客さんが鰻を注文した。すると店の奥にある水槽から活きたうなぎを選りながら網で掬って捌き始めたのを見てビックリ。

ここは活きたうなぎを使うんだ。これなら一度試して見る価値がある。時間がかかるだろうから早速鰻重を注文。それまでは、鳥刺しと焼き鳥などで期待しながら待つ。鳥刺しは大きめのささみを開くように切ってある。切り方としては珍しい?わさび醤油を少し付けて食べる。スーッと噛み切れる感触がいい。ワラサにちょっと似た味。日本酒が合うで樽酒をお願いする。この相性もなかなかいい。

焼き鳥が出来上がってきた。割と淡泊な味。地鶏と言うよりスマートな一般的な鳥の味。ふむふむなるほどねえ~、だから鰻も有りだね。待っていたらカクテルグラスに少々お酒を入れて今捌いたばかりの鰻の心臓を出してくれた。特に変った味がする訳ではないが、微妙で貴重な感じにまたまたなるほどねえ~。食べた事ある?なんて話で盛り上がる。鳥のハツも美味しいなんて感じで盛り上がる。

そこに真打ちの鰻重登場、お新香に肝吸い付き。蓋を開けるとお出ましですという雰囲気。ひとくちづつ分けて先ず食べる。やっぱり鰻は美味い。なんて感じになるが年に数回食べる程度だから比べようがないがとにかく美味しい。これじゃあ物足りないで「すみません蒲焼き追加お願いします」蒲焼きと鰻重のお値段の差は300円。また水槽から掬って捌いてが始まった。次回からは最初に二つ注文します。

焼き鳥屋の鰻重

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