本好きも自粛で時間持て余し読み方変える?

55歳になってから年間50から70冊ほど文庫本を読むようになった。久しぶりに読み始めた頃は、なかなか進まなかった。慣れてくると本を捲る感触が良くなった。内容をしっかり読むというより、流しながら読む。通勤や移動での電車で読むのが中心。往復2時間くらいあれば一冊読み終えることもあった。読み終わると本の最後のページに読み終わった日付と年初から何冊目かの番号をふる。その番号が増えて行くの楽しみの一つだった。

この4.5年は50冊を超えるようになった。あまりに流しすぎるので本の内容をしっかり把握できるように読み方も変えた。最近は老眼なので栞で文章の横にあて確認しながら読むようにしている。嫌な事があっても本を読み出すと仕事の事を忘れられ切り替えが出来るようになった。同じ事ばかり考えても拉致があかないので気分転換にもなる。皆アマゾンや電子書籍で買ったり読んだりしているようだが、どうも馴染まない。やっぱり書店で手にとってあらすじを見ながら、作家の略歴を確認した上で今ならこれが良さそうという感じで購入する。

書店で買っても読もうと手にすると何となく題を見て置いてしまうこともある。また読み始めてもなかなか進まない本もある。以前は読み始めたら必ず最後まで読もうと心がけたが、今は合わないと思ったらささっと他の本を取りだし読み始める。昨年までは、新刊中心だったが、今年有名な作家の本を読んで、昔の小説もなかなかいいものだと感じていろいろ混ぜて読むようになった。

自粛のおかげで電車に乗る時間も少なくなって読めるかな?休みの日には書斎で静かに本を読めるようになってきた。寝る前にも読み始めるがあっという間に眠気が襲ってきて10ページも読めないままに目を閉じる。外へ出るのが好きだが、年々歳をとって体もそれなりに動かなくなってくるので今のうちに公園のベンチや喫茶店、書斎などで本を読めるようになろうと思うようになっている。その為には先ずは寄り道を減らして休肝日を作って読むことが今の私には必要だ。

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