会計事務所(税理士)との付き合い方を考える パート1

会計事務所との付き合い方を考える その1

確定申告が終了した。今回も会計事務所の問題点が何点か発生した。会計事務所とのトラブルは、意外に多いものである。会計事務所とどのように付き合っていくべきか考えなければならない。

【確定申告に対するA会計事務所の対応】

「確定申告書が出来上がったらしい」と院長よりと連絡があった。院長との打ち合わせは 1回のみである。「内容がいまいちよくわからない」とのこと。

前回見せていただいた確定申告書の概算内容は黒字となっている。昨年後半に開業して数か月、開業費等を含めると当然赤字になるはずだ。

少なくとも概算ではなく最終内容を見せた上で、他に開業時の経費や何か漏れはないかと打ち合わせ後確定申告書作成として欲しい。早速会計事務所の担当者に連絡をしてみた。

担当者の答えは、「今回は赤字です」と簡単な返事である。我々コンサルティングを実施している立場から見ると会計事務所の対応は我々に対しては「内容はよくわからないだろう」と考えていることが多く、簡単に済ませようという感じが多い。

事務長としての税務調査の立ち会いや総勘定元帳の点検、月次打ち合わせ等10年以上会計事務所と接していると当然勉強もし、担当者より詳しい部分や会計事務所担当者の知識や申告や決算に対する姿勢などわかってしまう。

「簡単に済ませよう」と言う感じは否めない。「先生にもう経費はないか再確認しましたか」というと「特にしていません」とのこと。早速院長に連絡して「至急経費を再確認して領収書等について出し忘れているのもがあれば提出してください」とお願いした。

結局10万円ほどの経費が見つかり、会計事務所へ提出確定申告書を作成してもらった。開業時は誰でもそうであるが何が経費になって何がならないか良く分からないことがほとんどである。

確定申告書の最終確認の日に立ち会うこととなった。会計事務所の所長と担当者と2名で来院。診察終了後、4名で確認する。

おおまかなに確定申告書の内容説明がある。内容については特に問題があるとは思えない。しかし、総勘定元帳等は持参していない。

このような感じの会計事務所は意外にクライアントを軽く見る傾向にある。30以上の会計事務所を見ている我々は、比較するに十分な経験がある。来期の予想や専従者給与の説明等のやり取りでは、物足りなさを感じる。会計事務所に能力がないわけではない。このクライアントは「うるさい、気を抜けない」と感じさせることが重要である。

院長が遠慮している場合には、我々が突っ込まなければならない。所長は、顔を見せるだけで良いという考え方を持って見守っている。

担当者に対して質問等を入れ、その対応に担当者が困っていると、とこれではだめだとやっと所長が回答する。このようなやり取りをしながら相手を本気にさせなければならない。

内容説明や今期の方向性を打ち合わせ後終了した。そして帰りにニヤッとしながら私に一言。「来期は顧問料検討して下さいね!」思わず苦笑い!
心の中で「今後はうるさくチェックさせてもらいます。」と誓った。

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